7月19日 ミリアカデイリーレポート ドル円
2016年7月19日
ドル円、左:日足、右:4時間足、の概況です。
今週のドル円は、先週末のトルコのクーデターが失敗に終わったことで、上方に窓を空けての寄り付きとなりました。リスクオフ相場とはならずに上昇し、クーデターで下落した幅を取り戻しています。ほぼ先週の高値付近まで上昇する展開となりました。
<日足>
20MAは下向きから上向きに転じ、上昇トレンドに転換しています。昨日の陽線で金曜日の下落幅を取り戻しました。現在のボリンジャーバンドはエクスパンションしており、強めの上昇トレンドが継続しています。本日以降、10MA付近までの押し目があれば、ルール2でのロングエントリーを狙いたい状況です。
<4時間足>
20MAは上向きの推移となり、上昇トレンドが形成されています。昨日は10MAを割り込みましたが、20MAがサポートとなり反発し、ルール1による買いサインが点灯しています。その後は、先週高値に迫る勢いで上昇を継続しており、Brexit直前の高値106.80付近をブレイクできるかどうかに注目です。本日は、10MAまでの押し目が入れば、ルール2でのロングエントリーを狙いたい状況です。
ドル円、1時間足の概況です。
今週のドル円は、先週末のトルコのクーデター時の下落によるストップロス注文は無く、上方に窓を空けての寄り付きとなりました。その後も値を戻す展開が継続し、窓は空いたままでの推移となっています。NY時間の序盤に当日の安値を更新しましたが、窓は埋められず、逆にその後の上昇で当日高値を更新する強い展開となりました。
テクニカル的には、20MAは上向きでの推移となっており、短期的にも上昇トレンドが形成されています。直近のレートは+2σに接近しており、このあとバンドウォークに発展するかどうかに注目です。また、先週の高値である106.32付近を突破できるかどうかも併せて注目したいポイントです。この後の展開としては、10MAでのサポートが確認されれば、ルール2でのロングエントリーを狙いたい状況です。
本日の注目経済指標:住宅着工件数、建設許可件数(21:30)
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