ミリアカ・デイリーレポート

6月13日 ミリアカデイリーレポート ドル円

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左:週足、右:日足の概況です。

先週のドル円は、雇用統計の悪化を受けての週初に反発して開幕したため、戻しが入るかとも思われましたが、火曜日以降は買いが継続せず、徐々に上値を切り下げる展開となりました。ただ、安値を切り下げる展開とはならず、106.50がサポートとして機能している状況です。今週は日米の金融政策が発表されることから、大きな動きに繋がる可能性があります。
<週足>
20MAは下向きで推移しており、下落トレンドが継続中です。先週は上髭付ではありますが、陽線で引けており、106円台半ばが何とかサポートとなっている状況です。今週はイベントの結果待ちとなりますが、10MAがレジスタンスとなるような展開となれば、ルール2でのショートエントリーを検討したい状況です。
<日足>
20MAは下向きでの推移となり、下落トレンドが継続しています。金曜日はややボラティリティが低下し、イギリスのEU離脱懸念も高まる中、安値試しにいきましたが、前日の安値は割り込まずに反発し、下髭付の陰線で引けています。雇用統計発表後は、ドル買い材料が見当たらず、やや軟調に推移していますが、今週は日米での金融政策発表を控えており、トレンドの方向に変化が生じる可能性もあり、注意したい1週間となりそうです。

 

 

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左:4時間足、右:1時間足の概況です。

<4時間足>
20MAは下向きでの推移となっていますが、直近の推移では、20MAをクロスする展開が続いており、トレンドの方向感がはっきりしない状態となってきました。ボリンジャーバンドもスクイーズしており、膠着した状況を示唆しています。4時間足レベルでは、今月の安値106円台前半でWボトムとなる可能性を残しており、ネックラインを上抜けるかどうかに注目したいところです。一方で、リスクオフムードが継続すれば、下落トレンドに回帰する可能性もあるため、まずはトレンドの方向がはっきりするのを待ちたい状況です。
<1時間足>
20MAは下向きでの推移となっており、短期的にも下落トレンドが形成されています。先週木曜日後半以降は、トレンドの継続時間が短くなってきており、方向感が無くなりつつある状況です。また、原油価格の下落や、イギリスのEU離脱懸念にも反応する展開となっており、外部要因の変化にも注意したいところです。本日は、下向き20MAがレジスタンスとなることが確認されれば、短期のショートエントリーを検討したい状況です。
本日の注目経済指標:中国小売売上高、鉱工業生産(11:00)

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