12月6日 ミリアカデイリーレポート ドル円
2016年12月6日
ドル円、左:日足、右:4時間足、の概況です。
今週のドル円は、イタリアの国民投票の結果を受け、リスクオフからのドル売りとなり、下側に窓を空けての寄り付きとなりました。112.85付近まで下落しましたが、その後は反発し、一時114円台後半まで上昇する場面がありました。ただ、買いも継続せずに押される展開となり、日足は陽線を保ちましたが、上髭の長い足となっています。
<日足>
20MAは上向きでの推移を維持しており、上昇トレンドが形成されています。昨日は10MAがサポートとなり反発しましたが、NY時間終盤に失速し、114円台を割り込んでいます。ボリンジャーバンドもスクイーズしており、やや膠着した展開となっています。引き続き本日以降も、10MAでのサポートがあればルール2でのロングエントリーを狙いたい状況です。
<4時間足>
20MAは上向きから横向きに転じ、トレンドの方向がはっきりしない状況です。4時間足は、チャートパターン的にはWトップとなっており、ネックラインの112.85を維持できるかどうかに注目です。本日は、20MAでのサポートが確認されれば、ルール1でのロングエントリーを狙いたい状況です。
ドル円、1時間足の概況です。
昨日のドル円は、イタリアの国民投票の結果を受け、下側に窓を空けての寄り付きとなりました。レンツィ首相の敗北宣言が出ると、下落幅を拡大しましたが、112.85付近からはサポートが入り、その後は上昇に転じました。東京時間後半にやや押されるものの、安値は更新せずに反発し、ロンドン時間ではさらに上値を更新しました。一時先週の高値に迫る場面もありましたが、NY時間後半には失速し、113円台前半まで押し返される場面がありました。
テクニカル的には、20MAは上向きから横向きに転じており、短期的にはトレンドの方向がはっきりしない状況です。本日の短期トレードは、トレンドの方向がはっきりするのを待ちたい状況です。現状は、トランプラリーの高値圏で推移しているため、深めの調整が入る展開には注意しておきたい処です。
本日の注目経済指標:米国貿易収支(22:30)
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