11月1日 ミリアカデイリーレポート ドル円
2016年11月1日
ドル円、左:日足、右:4時間足、の概況です。
今週のドル円は、下方に窓を空けて寄り付きましたが、寄り付き後は堅調な展開となり、一時105円台を回復しました。ロンドンFIXまでは105円台を維持したものの、NY時間後半に失速し、104円台後半まで押し戻されました。日足は陽線となったものの、長めの上髭が示現しており、また高値を更新できなかったことからやや弱い印象があります。
<日足>
20MAは上向きでの推移となっており、上昇トレンドが形成されています。昨日は、下窓での寄り付きとなりましたが、10MAには届かない水準から反発しました。ボリンジャーバンドはスクイーズしており、ボラティリティは低下傾向となっています。本日も引き続き10MAでのサポートが確認されれば、ルール2でのロングエントリーを検討したい状況です。
<4時間足>
20MAは上向きでの推移となっていますが、レートは20MAを割り込んでの推移となっています。日足同様、ボリンジャーバンドはスクイーズとなっており、ボラティリティが低下傾向です。本日は、上昇トレンドに回帰してくれば、20MAでの押し目を待ってからのロングエントリーを狙いたい状況です。
ドル円、1時間足の概況です。
昨日は、金曜日のドル売りの流れを引き継いで、下側に窓を空けて寄り付きましたが、その水準が日中の安値となりました。東京時間では、月末の輸入系ドル買いが観測され、堅調な展開となりました。ロンドン時間以降もドル買いが継続しましたが、FIX以降は反転し、NY時間終盤には104円台後半まで押されています。
テクニカル的には、20MAは横向きでの推移となっており、短期的にはトレンドの方向がはっきりしなくなっています。ただ、レートは20MAを割り込んでの推移となっており、下落トレンドに転換する可能性が考えられます。現状では、ボリンジャーバンドもスクイーズ気味に推移しており、本日はトレンドの方向がはっきりすることと、ボリンジャーバンドのエクスパンションを待ちたい状況です。なお、本日は日銀金融政策の結果発表が予定されており、発表直後は乱高下する可能性があり、注意したい処です。
本日の注目経済指標:中国製造業PMI(10:00)、日銀金融政策決定会合結果発表(お昼前後)、黒田総裁記者会見(15:30)、ISM製造業景況指数(23:00)
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