9月2日 ミリアカデイリーレポート ドル円
2016年9月2日
ドル円、左:日足、右:4時間足、の概況です。
昨日のドル円は、東京時間からロンドン時間にかけて堅調に上昇し、104円ちょうど付近まで高値を伸ばしました。NY時間に発表されたISM製造業景況指数が予想を下回ったことをきっかけに、やや大き目の調整が入り103円台前半まで押し目が入りました。その後は103円台前半で小幅に揉み合いながらNY時間を引けています。
<日足>
20MAは上向きでの推移となっており、上昇トレンドが形成されています。昨日は上髭付の陰線が示現し、一旦調整が入る可能性を示唆しています。バンドウォークも一旦終了しています。本日以降は、10MAがサポートとなる場面があれば、ルール2でのロングエントリーを狙いたい状況です。
<4時間足>
20MAは上向きでの推移となっており、上昇トレンドが継続しています。昨日は104円ちょうど付近まで上値を伸ばしたものの、ストキャスティクスはダイバージェンスとなっており、調整に注意したい状況です。その後のISM製造業景況指数が予想を下回り、10MAを下抜けました。本日は、20MAがサポートとなれば、ルール1によるロングエントリーを狙いたい状況です。
ドル円、1時間足の概況です。
昨日は東京時間からロンドン時間までは上昇基調が継続しました。高値は一時104円ちょうど付近まで上昇し、バンドウォークを伴う強い上昇となりました。NY時間に入ると、ISM製造業景況指数が予想を下回ったことでドル円は急落し、103円台前半まで押されました。ただ、東京時間に付けた安値は下回らずに踏ん張ったことで、底堅く推移したとも言える状況です。
テクニカル的には、20MAは上向きから横向きまで押し返されており、上昇トレンドは一服しています。ボリンジャーバンドも上下のバンドが並行での推移となり、短期的にはトレンドの方向がはっきりしない状況となっています。本日は、雇用統計の発表が予定されており、結果発表後は大きく変動することが予想されます。1時間足レベルでのエントリーは、雇用統計発表後にトレンドの方向がはっきりするまで様子見したい状況です。
本日の注目経済指標:米国雇用統計(21:30)
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