8月29日 ミリアカデイリーレポート ドル円
2016年8月29日
ドル円、左:週足、右:日足、の概況です。
先週は、100.10~100.60のレンジ内に長時間滞在しましたが、金曜日のイエレン議長の講演と、フィッシャー副議長の発言により年内利上げ期待が高まり、大きく上方に抜ける展開となりました。週足では5週ぶりの陽線となっています。月足も陽転する可能性がある圏内まで戻しており、残り3営業日の変動に注目です。また、今週末に発表される雇用統計の数値や、結果発表後の動きにも注目です。
<週足>
20MAは下向きで推移しており、下落トレンドが継続中です。金曜日の上昇で週足は陽線となり、10MAに接近する展開となりました。現状では、年内の利上げ観測が高まっていますが、雇用統計の結果次第では反落する可能性もあるため、週足レベルでのトレードでは上下に振れるリスクが高まっている状態です。チャート的には10MAでのレジスタンスが確認されれば、ルール2によるショートエントリーを狙いたい状況です。
<日足>
20MAは下向きから横向きでの推移となり、レートは20MAを上抜けたことで、ルール3での買いサインが点灯しています。ボリンジャーバンドもスクイーズが一旦停止し、+2σまで到達すれば、ボラティリティの拡大が期待できます。本日は、20MAでのサポートが確認されれば、ルール1でのロングエントリーを狙いたい状況です。
<4時間足>
20MAは上向きに転じ、上昇トレンドに転換しました。ボリンジャーバンドもエクスパンションし、ボラティリティが拡大していますが、レートは+2σを大きく突き抜けており、やや過熱気味の状態です。また、MAとも大きくかい離しており、10MAはレートから100pipsほど下に位置しています。上昇の継続を狙うのであれば、短い時間足を利用したいところです。4時間足レベルでのエントリーは一旦様子見し、10MA付近までの押しを待ちたい状況です。
<1時間足>
20MAは上向きでの推移となっており、短期的にも上昇トレンドが形成されています。イエレン議長の講演では上下に振られる展開となりましたが、フィッシャー副議長の発言後は一貫してドル買いの展開となりました。+2σがサポートとなる強い上昇となっています。過熱感が高まった状態であるため、一旦10MA付近までの押しを待ちたい状況です。10MAでのサポートが確認されれば、ルール2でのロングエントリーを狙いたい状況です。
本日の注目経済指標:米個人消費支出(21:30)
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