8月23日 ミリアカデイリーレポート ドル円
2016年8月23日
ドル円、左:日足、右:4時間足、の概況です。今週のドル円は、週末のフィッシャーFRB副議長の発言が材料視され、上方に窓を空けての寄り付きとなりました。9月の利上げ期待が再燃された格好ですが、対円でのドル買いは継続せず、日足は陰線となりました。
<日足>
20MAは下向きでの推移となり、下落トレンドが形成されています。昨日は寄り付き後の上昇で10MA付近まで到達し、結果的にこの水準はレジスタンスとなり、ルール2による売りサインが示現しました。ボリンジャーバンドはスクイーズ気味に推移しており、ボラティリティは低下傾向です。本日も引き続き10MAがレジスタンスとなれば、ルール2でのショートエントリーを狙いたい状況ですが、日足レベルでもストキャスティクスはダイバージェンスとなっており、戻りの勢いが強まる展開には注意したいところです。
<4時間足>
20MAは横向きでの推移となり、トレンドの方向がはっきりしない状況です。ボリンジャーバンドも上下のバンドが並行状態となっており、レンジ相場の様相です。4時間足レベルでのエントリーは、トレンドの方向がはっきりするのを待ちたい状況です。
ドル円、1時間足の概況です。
昨日のドル円は、上方に窓を空けての寄り付きとなりました。シドニー時間から東京時間序盤にかけて窓を埋めに掛かりましたが、埋めきらずに反発し、寄り付き後の高値を更新して100.90付近まで上昇する場面がありました。海外時間では反落する展開となり、NY時間には東京時間の安値をやや下抜け100.21付近の安値がありましたが、窓は完全には埋められませんでした。
テクニカル的には、20MAは下向きに転じており、短期的には下落トレンドが形成されています。昨日はドル高円安方向に動き場面があったものの、101円台を回復することはできずに反落しました。本日は、短期的には20MAがレジスタンスとなれば、ルール2によるショートエントリーを狙いたい状況です。
本日の注目経済指標:黒田総裁発言(13:00)、新築住宅販売件数・リッチモンド連銀製造業景況指数(23:00)
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