8月19日 ミリアカデイリーレポート ドル円
2016年8月19日
ドル円、左:日足、右:4時間足、の概況です。
昨日のドル円は、小幅の下落する展開となりました。100円ちょうどを挟んで、売り買いが交錯している状況です。99.54の安値を更新する売りが入りかけましたが、99円台後半では買いの勢いも強めで、安値の更新はありませんでした。逆に100.50付近も上値としての重さが意識され、徐々にボラティリティが低下する傾向にあります。
<日足>
20MAは下向きでの推移となり、下落トレンドが形成されています。昨日は10MA付近までの戻りは無く、やや弱めの動きとなりました。本日以降の展開としては、引き続き10MAがレジスタンスとなれば、ルール2でのショートエントリーを狙いたい状況です。また、年初来安値水準を更新しに行く動きがあるかどうかにも注目です。
<4時間足>
20MAは下向きでの推移となり、下落トレンドが形成されています。昨日から本日にかけて20MAがレジスタンスとなる傾向で、ルール1による売りサインが何度か示現しています。本日も引き続き20MAがレジスタンスとなれば、ルール1によるショートエントリーを狙いたい状況ですが、下値が切り上がる展開となっており、利益確定は早めに行いたい状況です。
昨日のドル円は、東京時間では、金融庁と財務省の情報交換会が行われるとの報道や、本田内閣官房参与からの「日銀は来月に大胆な行動をとる可能性がある」との報道からドルが買われる展開となり、100.48付近まで高値を更新しました。100.50付近では買いが継続せず、FOMC直後の戻り高値100.64には届かずに失速しました。海外時間では再度100円割れの展開となりましたが、本日の東京時間でも買いが強めとなり、100.40付近まで値を戻しています。
テクニカル的には、20MAは下向きから上向きに転じ、短期的には上昇トレンドとなっています。100.50のレジスタンスが強めに機能しており、この水準を超えるまではロングは様子見したい状況です。また、ボリンジャーバンドは上下のバンドが並行状態となっており、レンジ相場の様相を呈しつつある展開であることから、トレンドの方向がはっきりするまで様子見したい状況です。
本日の注目経済指標:発表予定なし
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