6月15日 ミリアカデイリーレポート ドル円
2016年6月15日
左:日足、右:4時間足の概況です。
昨日のドル円は、105.60台まで下落幅が拡大し、年初来安値の105.55に迫る場面がありましたが、何とか踏ん張りました。日足では3日連続の陰線となっていますが、チャート形状的にはWボトムとなり反発する可能性も残されています。本日は、FOMCの結果発表が予定されており、発表後の動きには注目です。
<日足>
20MAは下向きでの推移となり、下落トレンドが発生しています。昨日は-2σには届かず、バンドウォークは一服しています。昨日は、ドルインデックスが反発したものの、対円では円買いドル売りが優勢となっています。リスクオフの状態が継続すれば、同様の展開が継続する可能性が高めです。
<4時間足>
20MAは下向きでの推移となり、下落トレンドが発生しています。昨日は戻り高値が10MAを上抜けて推移しています。ストキャスティクスはダイバージェンスを示現しており、戻り高値を更新していく可能性も示唆されているため、20MAでのエントリーは、レジスタンスをしっかり確認したいところです。
ドル円、1時間足の概況です。
昨日は、東京時間ではリスクオフからの株売り、円買いが継続し、ドル円も軟調に推移しました。ロンドン時間前半には105.60台まで下落が進みましたが、年初来安値は割り込まずに反転し、106円台を回復しています。ドルは、リスク回避で全面的に買われている傾向にありますが、円も同様の展開となっているため、結果的にドル円はボラティリティが低下傾向となっています。 テクニカル的には、20MAは緩やかながら下向きでの推移を維持していますが、レートは20MAを上抜けています。また、ボリンジャーバンドは±2σの間隔が狭まっており、膠着した状態に入っています。本日は、FOMCの政策発表をはじめ、NY連銀製造業景況指数等、注目の経済指標発表が複数予定されており、短期的にはボラティリティが拡大する可能性が高めです。1時間足レベルでのエントリーは、トレンドの方向がはっきりするのを待ちたい状況です。
本日の注目経済指標:NY連銀製造業景況指数 (21:30)、設備稼働率(22:15)、FOMC政策発表(27:00)、イエレン議長記者会見(27:30)
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