11月8日 ミリアカデイリーレポート ドル円
2016年11月8日
ドル円、左:日足、右:4時間足、の概況です。
今週は、米国の大統領選で政治的リスク要因が後退したことで、ドル円は上方に乖離して寄り付きました。寄り付き後、窓埋めは浅い水準で反転し、上昇が継続する展開となりました。日足は2日連続の陽線となっています。
<日足>
20MAは上向きでの推移を維持して上昇トレンドが継続しました。先週後半は20MAを割り込んでの推移でしたが、窓が大きく開いたことで上昇トレンドに回帰した格好です。本日は、チャート的には10MAでのサポートからのロングエントリーを狙いたい状況ですが、大統領選は明日に控えており、リスクの高いポジション取りとなります。
<4時間足>
20MAは下向きから上向きに転じ、上昇トレンドに転換しました。昨日は上昇に勢いがあり、+2σまで到達してバンドウォークに発展しました。NY時間終盤ではやや揉みあう展開となりました。本日は、10MAでのサポートが確認されれば、ルール2でのロングエントリーを狙いたい状況です。
ドル円、1時間足の概況です。
昨日は、ヒラリークリントン氏のメール問題が犯罪に当たらないとの報道を材料視し、ドル円は大きく上昇する寄り付きとなりました。寄り付き後は、窓を閉じる展開とはならずに続伸し、アジア時間早々に104円台を回復しました。海外時間にかけても比較的堅調に推移し、104円台半ばまで続伸したものの、104.60付近がレジスタンストして意識されました。
テクニカル的には、20MAは上向きでの推移となっており、短期的にも上昇トレンドが形成されています。直近の動きでは、ボリンジャーバンドがスクイーズしてきており、やや膠着感が出てきました。NY時間後半からはボラティリティも低下傾向で、104.60も何度かレジスタンスとして跳ね返されています。1時間足レベルでは、20MAがサポートとなり買いサインが点灯していますが、出来ればボラティリティの確認を待ってからのエントリーを狙いたい状況です。
本日の注目経済指標:中国貿易収支(時間未定)
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