
10月31日 ミリアカデイリーレポート ドル円
2016年10月31日
ドル円、左:週足、右:日足、の概況です。
先週のドル円は、米国の利上げ期待によるドル買いが継続し、底堅く推移する展開となりました。木曜日には105円の節目を突破し、米国GDPも予想を上回ったものの、クリントン大統領候補のメール問題をFBIが操作するとの報道から金曜日の終盤に大きく売り込まれ、105円台は維持できずに週を引けています。
<週足>
20MAは下向きで推移していますが、レートは3週連続で20MAを上抜けており、トレンドが転換する可能性が出ています。ボリンジャーバンドはスクイーズし、上下のバンド幅が狭くなっており、ボラティリティの低下を示唆しています。今週はFOMC、日銀金融政策決定会合が控えており、両中央銀行の政策発表後にトレンドが発生するのかどうかを見極めたい状況です。
<日足>
20MAは上向きでの推移となっており、上昇トレンドが形成されています。ボリンジャーバンドはスクイーズ気味に推移していることや、ストキャスティクスはダイバージェンス気味に推移していることから、深めの押し目を付ける展開には注意しておきたい処です。今週は、20MAでのサポートが確認されれば、ルール1でのロングエントリーを検討したい状況です。
20MAは上向きでの推移が続いており、上昇トレンドが継続しています。先週金曜日は東京時間からロンドン時間にかけてはドル買いが継続しました。米国GDPが予想を上回ったものの、ドル買いは継続せず、やや確定売りに押される展開となりました。NY時間後半には、ヒラリークリントンのメール問題が改めてクローズアップされ、一気にドル売りが出た形で週を引けています。本日は、20MA水準を維持できれば、ルール1でのロングエントリーを狙いたい状況です。
<1時間足>
20MAは下向きでの推移となっており、短期的には下落トレンドとなっています。金曜日は、東京時間からロンドン時間にかけては比較的底堅く105円台での推移が継続しましたが、NY時間後半にはヒラリークリントンのメール問題絡みの売りが大きく入り、一気に下落トレンドに転換しました。本日は、10MAでのレジスタンスが確認されれば、ルール2でのショートエントリーを検討したい状況です。
本日の注目経済指標:個人消費支出(21:30)、シカゴ購買部協会景気指数(23:00)
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