FXはじめの一歩
損切注文を心がけるために知っておきたい2つの仕組み※
「マージンコールと強制ロスカットとは?」
ほとんどのFX業者はマージンコール、いわゆる追証と強制ロスカット機能があります。
マージンコール
マージンコールとは何かといいますと、
預け入れた証拠金の残高が一定レベル、だいたい50%前後を下回ると
証拠金の追加、入金をメールなどで求めてくる仕組みを言います。
例えば10万預けていてドル円を1万通貨買っていた場合、
予想外に5円値下がりして5万円の
損失が出ているときにマージンコールが行きます。
「今証拠金10万に対して5万円の損失が出ていますので、
証拠金の50%の損失が出ていますよ」とメールで来ます。
「このまま放っていると強制的に決済を会社の方でさせていただきます」といった連絡がきます。
強制ロスカット
強制ロスカットとは、
必要な証拠金の一定レベル(通常20~50%)を割り込んだ場合に
FX業者が強制的に決済をさせることになります。
例えば25%になった場合には、50%つまり
マイナス5万円になった段階でメールや
もしくは表示によって、もしくは会社によっては電話もありますが
「証拠金が割り込んでます」と。
追証で「プラスいくら入れてください」ときたりします。
だいたい予想が外れてしまったのですからマージンコールがきたら損切をしてください。
そこまで損切注文を入れていなかった自分を戒めるためにもマージンコールがあった
場合にはそこで絶対に切るということを覚えていてください。
それをしないと
例えば50%からさらに75%分の損、10万円に換算すると7万5千円まで損失が膨らんだ
場合には「強制的に会社の方で決済させていただきます」と切られたり、
会社によっては手数料も取られたりします。
「1万通貨あたり500円もらいます」などそういった会社もありますので、
強制ロスカットにはならないようにしてください。
「FXはリスクが大きい」と言ってる方は損切をおいていません。
リスクはあるがそれを管理できていない状況の方がほとんどですので、
そのようなことがないようにしっかり意識し、
「強制ロスカットになるととんでもないことが起きる」と頭に叩き込んでいただければ
自動的に損切注文ができるようになると思います。