8月8日 ミリアカデイリーレポート ドル円
2016年8月8日
ドル円、左:週足、右:日足、の概況です。
日銀の追加緩和が期待外れに終わった翌週に当たる先週の動きは、小幅な下落に留まりました。7月の安値を更新する水準までは下落せずに小幅反発した格好です。100.60~80付近まで下落すると、買いが入る展開が継続しました。ただ、雇用統計では予想よりもポジティブな結果が出たものの、102円台では上値の重さが意識され、101円台後半で週を引けています。
<週足>
20MAは下向きで推移しており、下落トレンドが継続中です。過去2週は20MA付近でのレジスタンスが確認されましたが、先週の戻りは10MAまでも届かず、軟調な展開が継続しました。今週も10MAでのレジスタンスが確認されれば、ルール2でのショートエントリーを検討したい状況です。
<日足>
20MAは横向きから上向きに転じていますが、レートは20MAの下側での推移が継続しており、トレンドの方向ははっきりしない状況です。ボリンジャーバンドは並行状態で、レンジ相場を示唆しています。日足レベルでのエントリーは、トレンドの方向がはっきりするのを待ちたい状況です。
<4時間足>
20MAは下向きから横向きに転じ、レートは20MAを上抜けてきていることから、ルール3での買いサインが点灯しています。ボリンジャーバンドはエクスパンションとなり、ボラティリティの拡大が期待できる状況です。本日は、10MAでのサポートが確認されれば、ルール2でのロングエントリーを狙いたい状況です。
<1時間足>
先週金曜日は、雇用統計発表後にドルが買われ、20MAは下向きから上向きに転じ、上昇トレンドが形成されています。ボリンジャーバンドはエクスパンションし、レートは+2σを突破したものの、バンドウォークを伴う上昇は数時間の継続に留まりました。雇用統計の結果がポジティブだったことから判断すれば、やや勢いのない動きとなりました。本日は、10MAがサポートとなれば、ルール2でのロングエントリーを狙いたい状況です。
本日の注目経済指標:米労働市場情勢指数(LMCI)(23:00)
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