8月1日 ミリアカデイリーレポート ドル円
2016年8月1日
ドル円、左:週足、右:日足、の概況です。
先週のドル円は、週の前半から日銀の追加緩和への期待買いが後退しており、軟調に推移する展開となりました。金曜日には追加緩和が決定したものの、市場の期待には届かない規模の緩和に留まったため、ドル円は発表前の水準を大きく下抜ける展開となりました。週足は大陰線を示現しています。今年の日銀の政策発表週は、ほぼほぼ陰線が示現する傾向にあります。
<週足>
20MAは下向きで推移しており、下落トレンドが継続中です。先週は20MAに接近したものの、直前の水準から反落しています。10MAも一気に下抜けたことで、今週は10MAでのレジスタンスが確認されれば、ルール2でのショートエントリーを検討したい状況です。
<日足>
20MAは上向きから横向きでの推移に転じ、レートは20MAを下抜けたことで、ルール3での売りサインが示現しています。今月中旬まで上昇していたドル円ですが、中旬以降は水準を徐々に切り下げ、金曜日の日銀の追加緩和政策発表で一気に下の水準へ抜けています。再度100円割れリスクも高まっており、円高トレンドが継続するかどうかに注目したい展開です。今週は、20MAが下向きに転じ、かつ20MAがレジスタンスとなれば、ルール1でのショートエントリーを狙いたい状況です。
<4時間足>
20MAは下向きでの推移となっており、下落トレンドが形成されています。先週金曜日の東京時間では、日銀の追加緩和政策に失望したドル売り円買いが大量に持ち込まれ、バンドウォークを伴う下落に発展しています。海外時間でもドル売り円買いの流れにストップはかからず、102円ちょうど付近まで下落する場面がありました。本日は、10MAでのレジスタンスが確認されれば、ルール2でのショートエントリーを検討したい状況です。
<1時間足>
20MAは下向きでの推移となっており、短期的にも下落トレンドが形成されています。日銀の追加緩和政策が発表された直後は105円台後半まで上昇する場面があったものの、上昇した場面はほんの数秒で、その直後から一気にドル円は急落する展開となりました。ロンドン時間にかけて、104円まで戻す場面がありましたが、戻り売りに押される展開となり、NY時間後半にかけて、102円台ちょうど付近まで下落しました。本日は、10MAでレジスタンスされる場面があれば、ルール2でのショートエントリーを検討したい状況です。
本日の注目経済指標:中国製造業PMI(10:00)、Caixin製造業PMI(10:45)、ISM製造業景況指数(23:00)
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