7月28日 ミリアカデイリーレポート ドル円
2016年7月28日
ドル円、左:日足、右:4時間足、の概況です。
昨日の東京時間では、50年債の発行が報道され、財務相がこれを否定したことで、ドル円は乱高下する展開となりました。また、午後には安倍総理が経済対策見通しを発表したことでも大きな変動がありました。いずれの変動も、106円台が上値抵抗ゾーンとなり、上昇の勢いは限定されました。
<日足>
20MAは上向きでの推移となり、上昇トレンドが継続しています。昨日は前日の高値を更新する場面がありましたが、その後押し戻され、上髭が長めの陽線となっています。本日も引き続き20MAでのサポートが確認されれば、ルール1でのロングエントリーを検討したい状況です。
<4時間足>
20MAは下向きでの推移となっており、下落トレンドが形成されています。昨日は一時的に強い買いが入り、20MAを超える場面が何度もありましたが、結果的にトレンドは転換せず、NY時間終盤では20MAを下抜けています。ボリンジャーバンドは並行状態となり、下落に勢いはない状態です。本日は10MAがレジスタンスとなる場面があれば、ルール2でのショートエントリーを検討したい状況です。
昨日の東京時間では、50年債の発行が報道され、一時106円台半ばまで上昇する場面がありました。その後、財務相が50年債の発行を否定したことで、元の水準まで下落しました。その後、安倍総理が経済対策に関する見通しを発言した際と、FOMCの政策金利発表後に106円台を付けたものの、いずれも買いが継続せずに反落しています。結果的に、106円台は、かなり上値の重いゾーンとなりました。
テクニカル的には、20MAは下向きで推移しており、短期的には下落トレンドが形成されています。ボリンジャーバンドはスクイーズ気味で、ややボラティリティが低下傾向となっています。本日は、10MAでのレジスタンスが確認されれば、ルール2でのショートエントリーを検討したい状況です。
本日の注目経済指標:新規失業保険申請件数(21:30)
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