7月20日 ミリアカデイリーレポート ドル円
2016年7月20日
ドル円、左:日足、右:4時間足、の概況です。
昨日は、東京時間では日経平均株価が続伸する展開となりましたが、ドル円はやや軟調な推移となりました。ボラティリティは低下傾向での推移となっています。海外時間では、反発して当日高値を更新する場面もありましたが、買いは継続せず、日足は十字線に近い形となりました。
<日足>
20MAは下向きから上向きに転じ、上昇トレンドに転換しています。昨日は+2σにと到達できない水準から押し返されています。来週はFOMCと日銀金融政策決定会合が控えており、すでに売買が手控えられている可能性もあります。引き続き本日以降、10MA付近までの押し目があれば、ルール2でのロングエントリーを狙いたい状況です。
<4時間足>
20MAは上向きの推移となり、上昇トレンドが形成されています。昨日は10MA付近がサポートとなり、ルール2での買いサインが点灯しました。ただ、高値は更新したものの、ストキャスティクスはダイバージェンスを示現しており、深めの押しが入る展開には注意したいところです。本日は、20MAの傾きが水平に近づいていることから、一旦様子見する選択肢も持っておきたい状況です。
ドル円、1時間足の概況です。
昨日は、東京時間開始とともに、やや円高傾向となりましたが、前日の安値までは到達せずに切り返しました。その後は、NY時間にかけて反発する展開となり、106.40台まで高値を更新しましたが、NY時間後半ではやや押し返され106円ちょうど付近でもみ合う展開となっています。
テクニカル的には、20MAはほぼ水平での推移となっており、短期的にはトレンドの方向がはっきりしない状況です。ボリンジャーバンドも上下幅が縮小しており、ボラティリティの低下傾向が継続しています。日銀の金融政策が拡大されるという期待買いは、先週で一服している様子で、現在は材料難からのもみ合い展開といった印象です。本日は、トレンドの方向がはっきりするまで、一旦様子見したい状況です。
本日の注目経済指標:発表予定なし
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