7月14日 ミリアカデイリーレポート ドル円
2016年7月14日
ドル円、左:日足、右:4時間足の概況です。
昨日は日経平均株価が続伸する流れとなりましたが、ドル円は直近の上昇が急速だったこともあり、やや調整的な動きとなりました。引き続き105円に接近すると売りに押される展開が続いており、105円が上値目途として意識されています。
<日足>
20MAは下向きから水平まで回復しており、下落トレンドは一服している状況です。昨日は、前日や前々日と比べると、ボラティリティが低下傾向となりました。本日以降、20MAがサポートとなる場面があれば、ルール1でのロングエントリーを検討したい状況です。
<4時間足>
20MAは上向きの推移となり、上昇トレンドが形成されています。昨日は高値圏での揉み合い相場となりましたが、上向き10MAがサポートとならずに下抜けています。ただ104円割れでは買いが入り、103.90付近がサポートとして意識されています。本日は、20MAでサポートされれば、ルール1でのロングエントリーを検討したい状況です。
ドル円、1時間足の概況です。
昨日は、東京時間では日経平均株価が堅調な推移をしていましたが、ドル円は104円台でのレンジ相場となりました。前日の高値は更新されず、また引き続き105円に接近すると、輸出系の売りに押されているという観測も出ています。本日も、引き続き105円がブレイクできるかどうかには注目です。
テクニカル的には、20MAは上向きから下向きに押し返され、短期的には下落トレンドが形成されています。ボリンジャーバンドは上下幅が狭まり、ボラティリティの低下を示しています。本日は、株価の動きが調整されるようなリスクオフの地合いとなれば、20MAでのレジスタンス確認からのショートエントリーを検討したい状況です。ただ、103.90付近はサポートとして機能しており、ショートするのであれば、この水準を下抜けてからが望ましい状況です。この他、BOEの政策金利が利下げとなった場合、ドル円も変動幅が拡大する可能性があり、注意が必要です。
本日の注目経済指標:BOE政策金利(20:00)、新規失業保険申請件数(21:30)
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