6月9日 ミリアカデイリーレポート ドル円
2016年6月9日
左:日足、右:4時間足の概況です。昨日もドルが主要通貨に対して売られる展開が継続し、ドル円も前日の安値を更新しての陰線となりました。106円台前半に差し掛かる場面では、政府要人からの口先介入も懸念される水準ですが、現在までのところ発言は観測されていません。為替介入国と、名指しで批判されたことも影響している可能性があります。ただ、このまま下落する展開が継続すれば、口先介入発言にも注意しておきたいところです。
<日足>
20MAは下向きでの推移となり、下落トレンドが発生しています。昨日同様、現状は-2σ付近でもみ合っており、このあとバンドウォークに繋がるかどうかに注目です。
<4時間足>
20MAは下向きから水平まで押し返されています。ただ、レートは20MA水準まで戻しておらず、現状のトレンドは下向きと判断したい展開です。本日は、10MAでのレジスタンスが確認されれば、【ミリアカルール2】でのショートエントリーを検討したい状況です。
ドル円、1時間足の概況です。
昨日は、東京時間前場では日経平均株価が軟調に推移し、ドル円も連動する形で下落しました。後場から株価が持ち直すと、ドル円も戻しが入りましたが、20MA水準がレジスタンスとなり、上昇は継続しませんでした。その後、海外時間でもドル円の軟調地合いは継続し、NY時間中盤には東京時間の安値を更新する場面がありました。その後はやや反発し、106円台後半での推移となっています。 テクニカル的には、20MAは横向きで推移しており、短期的にはトレンドの方向がはっきりしない状況です。日米ともに、株価が比較的堅調に推移する展開となっていることから、ドル円も短期的には反発する可能性があります。特に今週は米国の重要経済指標の発表が予定されていないため、利上げ観測後退を後押しする材料がなく、ドル売りの要因が少ない点も考慮しておきたいところです。
本日の注目経済指標:発表予定なし
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