6月2日 ミリアカデイリーレポート ドル円
2016年6月2日
左:日足、右:4時間足の概況です。
昨日の東京時間では、特に材料もなく、続伸していた日経平均には調整的な売りが入っていました。ドル円も110円台の半ばでもみ合う展開となっていましたが、14:00過ぎに為替市場から大きく崩れる展開となり、ドル円は急落しました。海外時間でも円高基調は継続し、18:00からの安倍首相記者会見開始からさらに円高の勢いは加速し、ドル円は一時109円ちょうど付近まで下落する場面がありました。
<日足>
20MAは上向きでの推移となっており、上昇トレンドが形成されています。昨日の急落で一時20MAを割り込んだものの、その後は20MA上に戻しています。本日も20MAとほぼ同水準での寄り付きとなっており、この水準がサポートされれば【ミリアカルール1】でのロングエントリーを検討したい状況です。
<4時間足>
上向きで推移していた20MAは下向きに転じ、下落トレンドに転換しました。昨日の急落で、20MA割れの後は一気に―2σまで到達しましたが、ほぼ先週の安値と同水準でサポートが入りました。本日は、10MAがレジスタンスとなる展開となれば、【ミリアカルール2】でのショートエントリーを検討したい状況です。
1時間足の概況です。
昨日の東京時間では、13時までと14時以降は相場環境が全く異なる展開となりました。前半は、110.50~80付近でもみ合う展開となっていましたが、14:02頃から急激にドル売りが入り、大きく値を下げました。ロンドン時間序盤にかけて、やや戻りが入ったものの、安倍首相の会見開始と同時にドル売り円買いが再燃し、さらに大きな下げとなりました。NY時間ではドルは買戻しが入る展開となり、ISM製造業景況指数が予想を上回ったことも、ドル買戻しを後押しする展開となりました。 テクニカル的には、20MAは下向きで推移しており、短期的にも下落トレンドが形成されています。NY時間では10MAを上抜ける戻りが入っていますが、この後の時間帯で20MAがレジスタンスとなれば、【ミリアカルール1】でのショートエントリーを検討したい状況です。
本日の注目経済指標:ADP雇用統計(22:15)、新規失業保険申請件数(21:30)
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