6月10日 ミリアカデイリーレポート ドル円
2016年6月10日
昨日のドル円は、東京時間からロンドン時間序盤までは軟調地合いが継続し、6月6日の安値を割り込んで106.30まで下げる場面がありました。その後は大き目の反発が入り、107円台を回復しています。日足は下髭の長い陽線となりました。
<日足>
20MAは下向きでの推移となり、下落トレンドが発生しています。昨日も-2σを下抜ける場面がありましたが、その後は陽線で切り返しています。このまま反発が継続すればレンジ相場に移行する可能性もあるため、10MA付近まで戻した場合のショートエントリーは、レジスタンスをしっかり確認したいところです。
<4時間足>
20MAは下向きから水平まで押し返されています。ボリンジャーバンドも並行状態となり、膠着した状態を示唆しています。直近のレートは20MA水準まで戻しており、レジスタンスが確認されれば下落トレンドが継続する可能性が高まります。
1時間足の概況です。
昨日は、東京時間からロンドン時間にかけて、株価が軟調に推移していたことや、ドル全面安の展開が継続し、ドル円も安値を更新する流れとなりました。6月6日の安値106.38を下抜けて106.30を付ける場面がありましたが、その後は反発し、東京時間の高値も上抜けて107円台を回復しました。チャートパターン的にはWボトムとなる可能性が出ており、ネックラインである107.88を上抜けるかどうかに注目です。 テクニカル的には、20MAは上向きに転じており、短期的には上昇トレンドへと転換しました。昨日のNY時間では+2σでのバンドウォークへ発展する場面もあり、短期的な上昇の勢いが強まりました。一旦+2σを割り込んでいますが、東京時間で再度上抜けてくれば、バンドウォーク継続の可能性も高まります。また、押し目が入った場合は、10MAでのサポートが確認されればロングエントリーを検討したい状況です。
本日の注目経済指標:ミシガン大学消費者信頼感指数(23:00)
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