5月12日 ミリアカデイリーレポート ドル円
2016年5月12日
左:日足、右:4時間足の概況です。
昨日は、ドル買いの流れが一服し、ドル円も下落となりました。火曜日の上昇分をほぼ失った形です。特に大きな円買い材料、ドル売り材料が出た訳ではありませんが、株価とともに軟調地合いとなりました。海外時間にもその流れは波及し、108円台半ばまで下落しています。
<日足>
下向きで推移していた20MAは、いったん水平まで回復し、下落トレンドは一服しています。昨日は、20MAを割り込んでの推移となり、20MAが意識されていない状態が続いています。日足レベルでのエントリーは、引き続きトレンドの方向がはっきりするまで見送りたい状況です。
<4時間足>
20MAは上向きで推移し、上昇トレンドとなっています。昨日は、やや大き目の調整となり、サポートされることなく10MAを割り込みました。また、NY時間の大引けにかけて、20MAを割り込んでいます。この後の展開としては、20MA付近からの反発があれば、ロングエントリーを検討したい状況です。
1時間足の概況です。
昨日は、東京時間で日経平均先物がやや軟調に推移し、ドル円も下落する展開となりました。特に10:30過ぎに大き目の売りが入る場面がありました。一昨日はこの時間帯に大き目の買いが入ったことから、本日も10:30過ぎの動きには注目したいところです。その後は、ロンドン時間にかけて、ややドルが買い戻される時間帯がありましたが、NY時間にかけて再び売りに押される展開となり、安値を更新して108.40台で引けています。 テクニカル的には、20MAは下向きに転じており、短期的には下落トレンドとなっています。昨日のロンドン時間後半には一旦10MAを上抜ける場面があったものの、20MAまでは届かずに反落しています。108.30~40のゾーンは、一昨日にもみ合っていた水準であり、このゾーンが本日もサポートとなるかどうか注目したいところです。
本日の注目経済指標:発表予定なし
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