3月8日 ミリアカデイリーレポート ドル円
2016年3月8日
左:日足、右:4時間足の概況です。
今週のドル円は、やや上方に窓を空けて寄り付いた後は、すぐに窓を埋め、東京時間では株価が軟調に推移したことから、やや下落する展開となりました。
海外市場でも、株式市場が上昇一服となったことで、ドル円も上値の重い展開が終日続きました。
<日足>
20MAは下向きでの推移となっており、下落トレンドが継続しています。
20MAの傾きは水平に接近しつつあり、レートも20MAを上抜けていることから、トレンドの転換も視野に入れておきたい展開です。
ECB理事会、来週の日銀、FOMCと、立て続けに中央銀行政策発表が控えているため、長期のトレンドは発生しにくい環境となっています。
日足レベルでは、来週まで方向感のはっきりしない展開が続く可能性が高いのでは、と予想されます。
<4時間足>
20MAは下向きでの推移となっており、下落トレンドが形成されています。
昨日は終日、下値を切り下げる展開となりました。
ボリンジャーバンド-2σ到達後には、バンドウォークには進展せず、下落に勢いはありません。
10MA、20MAがレジスタンスとなれば、【ミリアカルール1、2】での売りサインとなりますが、バンドウォークに繋がらないと、値幅を期待できない可能性もあります。
ドル円、1時間足の概況です。
昨日は、20MAが下向きに推移し、下落トレンドとなっていますが、勢いはなく、どちらかというとレンジ相場の範囲内の動きに近い印象です。
下値は113.25付近、上値は114.20付近での推移が、先週の木曜以降継続しています。
上値、下値のブレイクした方向にトレンドが発生する可能性が高いのですが、今週から来週にかけて、日欧米での中央銀行の政策発表を控えており、他に材料が出なければ、揉み合った展開が継続する可能性が高まります。
短期のトレードとしては、トレンドの方向がはっきりするまで様子見するか、1時間以下の時間足で発生したトレンドを取りに行く作戦が有効ではないかと思われます。
本日の注目経済指標:発表予定なし
ミリアカルール1は【FX解体新書】44ページから、
ルール2は50ページからお読みください。
http://fxmilliaca.com/trade/
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