3月14日 ミリアカデイリーレポート ドル円
2016年3月14日
左:週足、右:日足、の概況です。
先週のドル円は、リスクオフムードが後退したものの、上値は重く、114円台がややレジスタンスゾーンとして機能しました。
ECBの追加緩和は、株式市場では好感されたものの、為替市場では材料出尽くし感があり、リスクオフムードを後押しする形にはなりませんでした。
週足は前週とほとんど同形で、終値も2週連続でほぼ同水準となっています。
<週足>
20MAは下向きでの推移となっており、下落トレンドが継続しています。
バンドウォークは一服しており、戻りを試す時間帯ですが、114円台では買いが継続せずに、上値が重い展開が続いています。
今週は、日銀とFOMCの政策発表が予定されており、内容次第ではトレンドの起点となる可能性があります。
<日足>
20MAは水平での推移となり、方向感がはっきりしない状況です。
ボリンジャーバンドも並行での推移となり、膠着した状態が続いています。
今月に入ってからは、112.50~114.50でのレンジが形成されており、日銀とFOMCの政策発表前ということで、トレンドが発生しにくい環境でした。
今週は、日米ともに不透明な部分がクリアになるため、週末にかけてはトレンドが発生する可能性が予想されます。
新規のエントリーは、政策の発表後に発生した動きを確認するまで様子見したい状況です。
左:4時間足、右:1時間足、の概況です。
<4時間足>
20MAは上向きの動きを推移しており、MAのみで判断すれば上昇トレンドとなりますが、先々週同様に高値は更新できておらず、レンジ相場の様相です。
レートは20MAを上下にクロスしており、売買サインも点灯しない状態です。
先週に引き続き、現状では、4時間足を判断基準にしたエントリーは見送りたい状況です。
<1時間足>
先週金曜日時点では、20MAは緩やかに上向きでの推移となり、短期的には上昇トレンドとなっています。
ただし、木曜日の高値は更新できておらず、このまま20MAを割り込むような展開となれば、短期的には下落トレンドに転じる可能性もあり、注意したい状況です。
一旦10MAや20MAでのサポートが確認されれば、買いエントリーを検討しても良い状況ですが、日米の政策発表前なので、短期に限定したエントリーに留めたいところです。
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