11月4日 ミリアカデイリーレポート ドル円
2016年11月4日
ドル円、左:日足、右:4時間足、の概況です。
昨日も引き続き米国大統領選挙のリスク要因が意識され、ドルが続落する展開が継続しました。対円でもドル売りは止まらず、昨日は103円の節目を割り込んでいます。株価も弱い動きが続いており、大統領選終了まではリスクオフの展開が継続する可能性があります。
<日足>
20MAは横向きでの推移となっており、トレンドの方向ははっきりしない状況です。ボリンジャーバンドも上下幅が並行となり、レンジ相場の状態を示唆しています。直近の動きは3日大幅続落となっており、下落のバイアスが強まっていますが、日足レベルでのエントリーはトレンドの発生を待ちたい状況です。
<4時間足>
20MAは下向きでの推移となっており、下落トレンドが形成されています。前日からのバンドウォークは、昨日も継続し、103円ちょうど付近まで下落幅が拡大しました。その後はNYの引けにかけてやや買い戻されています。本日も、10MAでのレジスタンスが確認されれば、ルール2でのショートエントリーを狙いたい状況です。
昨日は、東京が祝日で休場となっていましたが、アジア勢の売りが大きく出ており、103円台を割り込みました。ロンドン時間に入り、大統領選でヒラリークリントン優勢のヘッドラインが伝わると、ドルが買い戻される展開となりました。戻り高値はアジア時間の高値を超えることはできず、下落基調は継続しています。本日は米国雇用統計が発表予定となっており、結果発表後は大きく変動する可能性が高めです。
テクニカル的には、20MAは下向きでの推移となっており、短期的にも下落トレンドが形成されています。昨日の戻りで、一時20MAを上抜けたものの、数時間後には20MAを割り込んできています。現状では20MA付近でもみ合っていますが、明確に下抜けてくれば、ショートエントリーを狙いたい状況です。
本日の注目経済指標:米国雇用統計(21:30)
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