11月16日 ミリアカデイリーレポート ドル円
2016年11月16日
ドル円、左:日足、右:4時間足、の概況です。
昨日のドル円は、東京時間からロンドン時間にかけて、高値圏でもみ合う展開となりました。NY時間に入り、米国小売売上高が予想を上回る結果となり、ドル買いが再燃しています。NY時間の終盤にかけて、ドル円は109円台を回復しました。
<日足>
20MAは上向きでの推移を維持しており、上昇トレンドが形成されています。昨日も、+2σ付近で寄り付きましたが、押し目は入らずに上昇に転じました。ボリンジャーバンドもエクスパンションが継続し、ボラティリティが拡大しています。本日以降、10MAでのサポートがあればルール2でのロングエントリーを狙いたい状況です。
<4時間足>
20MAは上向きでの推移が継続しており、上昇トレンドが形成されています。昨日は、東京時間からロンドン時間での揉み合い展開で、10MAでのサポートが入り、上昇トレンドが維持されました。米国小売売上高がポジティブな結果となったことで、再び+2σの水準に到達しています。昨日同様に本日も、10MAでのサポートが確認されれば、ルール2でのロングエントリーを狙いたい状況です。
昨日のドル円は、前日に108.54を付けた後、東京時間からロンドン時間にかけて、やや押される展開となりました。NY時間に入り、米国小売売上高が予想を上回る結果となり、ドル買いが再燃しました。対円でもドルは買われる展開に回帰し、レジスタンスとして機能していた108.54をブレイク、その後も節目の109.00を突破しました。NY時間に高値109.33を付けた後、大引けにかかけて、やや押し返されています。
テクニカル的には、20MAは上向きでの推移となっており、短期的にも上昇トレンドが形成されています。昨日は、東京時間からロンドン時間にかけて、20MAを割り込んでの推移となりましたが、小売売上高発表時に示現した大陽線で、一気に上昇トレンドに回帰しました。その後はバンドウォークを伴う上昇を交えながら、109円台に突入しています。本日は、10MAでのサポートが確認されれば、ルール2でのロングエントリーを狙いたい状況です。ただ、高値警戒感も出てきており、確定売りに押される展開や、米国要人からのドル高牽制発言には注意したい状況です。
本日の注目経済指標:鉱工業生産、設備稼働率(23:15)
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