11月10日 ミリアカデイリーレポート ドル円
2016年11月10日
ドル円、左:日足、右:4時間足、の概況です。
昨日は、米国大統領選で予想を覆してトランプ候補が勝利し、またトランプ氏が勝利した場合の予想も覆されて、ドル高、株高の一日となりました。ただ、東京時間ではドルは大きく売られており、日足では大きな髭を示現した陽線が形成されています。
<日足>
20MAは上向きでの推移を維持しており、上昇トレンドが形成されています。昨日は、トランプ勝利を織り込む形で101.50まで下落する局面がありましたが、その後は大きく買い戻され、前日の高値も超えて105.88まで上昇しました。結果的には、前日までのトレンドを維持している格好です。本日以降は、10MAでのサポートが確認されれば、ルール2でのロングエントリーを狙いたい状況です。
<4時間足>
20MAは上向きでの推移が継続しており、上昇トレンドが形成されています。昨日は、20MAを大きく割り込みましたが、その後は急速にV字形成され、4時間足は大陽線が連続しました。20MAをブレイクして上昇トレンドが維持されています。本日は、10MAでのサポートが確認されれば、ルール2でのロングエントリーを狙いたい状況です。
ドル円、1時間足の概況です。
昨日のドル円は、大統領選の開票作業開始直度はクリントン優勢でドルが買われ105.40付近の高値を付けました。その後、トランプが選挙人を獲得するたびに円買いドル売りの展開に勢いが付き、最終的にトランプが勝利となるまでには101.50付近まで下値を切り下げました。トランプ大統領誕生直後からは切り返し、ドルが買い戻される展開となりました。NY時間までその流れが継続し、ドル円は東京時間の高値も超えて105.88まで上昇する場面がありました。
テクニカル的には、20MAは下向きから上向きでの推移に転じ、上昇トレンドに回帰しました。月内の高値も更新しており、106円台を回復できるかどうかに注目です。本日は、10MAでのサポートが確認されれば、ルール2でのロングエントリーを狙いたい状況です。
本日の注目経済指標:新規失業保険申請件数(21:30)
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