10月10日 ミリアカデイリーレポート ドル円
2016年10月10日
ドル円、左:週足、右:日足、の概況です。
先週のドル円は、週初から早期の利上げ期待が再燃してドルが買われ、一時104円を付ける場面がありました。金曜日に発表された米国雇用は予想を下回ったことで、大きく押される展開となり、最終的には103円を割り込む水準での引けとなりました。週足は、上髭の長い陽線となっています。
<週足>
20MAは下向きで推移しており、下落トレンドが継続中です。先週の高値は20MAを上抜けましたが、上髭示現により終値は20MAを下回っています。結果的にはルール2での売りサインが点灯しています。ただ、6月以降は徐々に安値が切り上がる展開となっており、トレンドの転換も想定しておきたい状況です。今週も引き続き、10MAでのレジスタンスが確認されれば、ルール2でのショートエントリーを狙いたい状況です。
<日足>
20MAは上向きでの推移が継続しており、上昇トレンドが形成されています。先週木曜日まで、8日続伸する展開となっていましたが、金曜日は雇用統計の結果がネガティブだったことから、大幅に反落しています。2日分の上昇を包む大陰線となりました。下落に勢いがあるものの、10MAでのサポートが確認されれば、ルール2でのロングエントリーを検討したい状況です。
<4時間足>
20MAは上向きでの推移が続いており、上昇トレンドが継続していましたが、金曜日の雇用統計発表後の急落から20MAを割り込んでの推移となっています。4時間足では3本連続で大陰線が示現しており、利益確定によるポジション解消も相当量出ている可能性も考えられます。このまま下落トレンドに転じる可能性もありますが、米国の利上げ期待が根強く残っていれば、上昇トレンドに回帰する可能性もあり、今週の序盤は、トレンドの方向がどちらに向くかを確認したいところです。
<1時間足>
20MAは下向きでの推移となっており、短期的には下落トレンドが形成されています。金曜日は、104円台を回復する場面がありましたが、その水準では上値が重く、高値圏での揉み合いとなりました。海外時間では、雇用統計の発表直後から急落となり、103円を割り込む水準からは急反発したものの、V字回復とはならず、NY時間クローズにかけて、再度売りなおされました。本日は、10MAでのレジスタンスが確認されれば、ルール2でのショートエントリーを狙いたい状況です。
本日の注目経済指標:発表予定なし
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