1月20日 ミリアカデイリーレポート ドル円
2017年1月20日
ドル円、左:日足、右:4時間足、の概況です。
昨日のドル円は続伸する展開となり、日足は二日連続の陽線となりました。一時115.61まで高値を更新する場面がありましたが、ムニューチン氏のドル高発言により、115円台割れまで調整する場面がありました。その後はやや押し返して、NY時間の週終盤は115円ちょうど付近でのすいいとなっています。
<日足>
20MAは下向きでの推移となっており、下落トレンドが形成されています。昨日は上髭付の陽線となっていますが、10MAを上抜けています。本日以降は、20MAでのレジスタンスが確認されれば、ルール1でのショートエントリーを狙いたい状況です。
<4時間足>
20MAは上向きでの推移となっており、上昇トレンドが形成されています。昨日はECB理事会で緩和継続に関する発言が出たことでユーロドルが急落、ドル円は連動して上昇する場面がありました。その後はドル高牽制発言などがあり、114円台に押し返されましたが、115円ちょうど付近に戻してのNYの引けとなっています。本日は、10MAでのサポートが確認されれば、ルール2でのロングエントリーを狙いたい状況です。
ドル円、1時間足の概況です。
昨日のドル円は、東京時間からロンドン時間にかけて114円台後半でもみ合う展開となりましたが、ECB理事会後のドラギ総裁の会見中からドル買いが優勢となり、115.61まで上昇する場面がありました。その後は高値圏での揉みあいとなりましたが、ムニューチン氏のドル高牽制発言により失速し、115円ちょうど付近での推移となっています。
テクニカル的には、20MAは上向きでの推移となっており、短期的には上昇トレンドが形成されています。ただ、MAの傾きは水平近くまで押し戻されており、上昇に勢いが無い状態です。本日は、大統領就任演説が控えており、ドル円の動きはボラティリティが拡大する可能性があります。演説の内容に連動したトレンドが発生する可能性もあり、注意したいところです。
本日の注目経済指標:中国GDP・小売売上高(11:00)、トランプ大統領就任演説(26:00)
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