1月10日 ミリアカデイリーレポート ドル円
2017年1月10日
ドル円、左:日足、右:4時間足、の概況です。
昨日のドル円は、雇用統計後のドル買いの流れが一服し、反落する展開となりました。ドル売り円買いの流れは日付が変わった本日の早朝にも継続し、一時115円台半ばまで下落幅が拡大しています。
<日足>
20MAは引き続き横向きでの推移に転じ、レートは20MAを下回ったことで、下落トレンドに転換する可能性があります。先週金曜日の雇用統計後に発生したドル買いの流れは、昨日のアジア時間までは継続したものの、欧州時間からは流れが一変してドル売りの流れが鮮明となりました。本日以降、日足レベルでのエントリーは、トレンドの方向がはっきりするのを待ちたい状況です。
<4時間足>
20MAは下向きでの推移となっており、下落トレンドが形成されています。昨日は、アジア時間では20MA上での推移となっていましたが、ロンドン時間以降に下落トレンドに回帰しました。本日は、20MAでのレジスタンスが確認されれば、ルール1でのショートエントリーを狙いたい状況です。
ドル円、1時間足の概況です。
昨日のドル円は、雇用統計後のドル買いの流れが継続し、上方に窓を開けての寄り付きとなりました。アジア時間では堅調にドルが買われ、117.50付近まで上昇する場面がありました。その後は、ポンド円が急落した展開に連動する形でドル円も下落し、NY時間にはその流れが加速しました。また、本日早朝にもドルは大きめに売られ、一時115円台半ばまで下落幅を拡大しています。
テクニカル的には、20MAは下向きでの推移となっており、短期的には下落トレンドが形成されています。ロンドン時間からNY時間にかけてはバンドウォークを伴う下落に発展しました。ボリンジャーバンドもエクスパンションする展開となり、ボラティリティは拡大基調となっています。本日は、10MAがレジスタンスとなれば、ルール2でのショートエントリーを検討したい状況です。
本日の注目経済指標:中国消費者物価指数(10:45)
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