「スワップ金利とは?」

「スワップ」これは日本語に訳すと交換という意味になります。

スワップ金利とは

2種類の通貨を交換するときに生じる金利差のことを指します。

ほとんどの外貨は日本円の金利よりも高いということになっています。

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実際、これ(主要各国政策金利表)を見てみますと、日本は0.1%となっていますが、

実際は0%~0.1%の間を行ったり来たりさせています。

日本は非常に狭い間で金利を動かしています。

米国の方は0.1%~0.25%の間を移動させています。

面白いことに米国の金利は日本の金利より高くなるように設定されていることになります。

欧州金利は0.05%、イギリスは0.5%、カナダは0.75%、オーストラリアは2.25%。

2015年5月の段階ですけども

ニュージーランドが3.5%、スイスが-1.25%、

香港が0.5%、南アフリカ共和国が5.75%。

実際にスワップポイント一覧を見てもらうと

ドル円、売るときのスワップがマイナス18円で買う時のスワップが3円。

金利とは100万持っていたら1%だと1年間で1万円の金利が付くということになります。

それを365日で割って、1日単位まで落とし込んだのがこの額になります。

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見ていただけるとわかるのですが

売るときのスワップは買う時のスワップよりも

大きめに設定されているというとこになります。

これは証券会社の手数料になります。

こういったことも一つの特徴になっています。

10万通貨の場合は、それぞれ10倍になります。

100万通貨取引した場合は、それが100倍になります。

例えば、豪ドルを100万通貨買った場合、1日辺りで14,100円付くことになります。

そうすると1年間の金利でもつとそれだけで520万近くいきますので

スワップの力も金利が高くなってくるとバカにはできません。

実際、2004年から7年サブプライムショックが起きるまでは、

金利は豪ドル8%ぐらいまでありました。

ニュージーランドは9%、アメリカは5%以上ありました。

ポンドについては300円くらいついていました。

そういったスワップも金利差、円安、金利がどんどん外貨が上げていった場合、

日本が固定金利、0金利政策を続けている場合には

スワップも非常に威力を増してくるということを押さえておいてください。

その差によって、毎日金利分を付けてくれる。

これが外貨預金よりもFXが良いことの理由の一つでもあります。

外貨預金で通常付くような金利でも

もちろんFXでも毎日付けてくれているということを知っておいてください。

スワップ金利は、今は、主要通貨豪ドル以外は非常に低いところにありますので

ほとんど無視しても良いと思います。

スワップ金利は重要でありますが、普段の売買で得られる為替差益、

「何銭取れた」「何円取れた」を考えると

その値動き分に比べて非常に少なめに設定されていますので、

あくまで、補助的なものとして押さえていただけたらと思います。

ただ、長期で「ドルを買いたい」「ユーロを買いたい」とき、

ニーズが出てきたときはこれが大きな威力を発揮してきますので

しっかりと注目しておくと良いと思います。