ミリアカ・デイリーレポート

8月30日 ミリアカデイリーレポート ドル円

0830 4時間足

 

ドル円、左:日足、右:4時間足、の概況です。

今週のドル円は、先週のFRB議長、副議長の9月利上げ示唆発言からのドル買いの流れを引き継ぎ、上方に窓を空けての寄り付きとなりました。ドル円の上昇は102.38付近まで継続しましたが、NY時間ではこの高値を更新することができず、徐々に上値の重い展開となり、本日は102円を割れての推移となっています。この後の展開としては、押し目買いが入るのか、戻り売りに押されるのかに注目です。

<日足>

20MAは横向きでの推移となっており、トレンドの方向がはっきりしない状況です。ボリンジャーバンドも上下のバンドが並行での推移となり、レンジ相場の状態を示唆しています。9月利上げの材料が賞味期限切れとなった様子も見受けられますが、本日のフィッシャー副議長の発言を踏まえてトレンドの方向を推測したい状況です。

<4時間足>

20MAは上向きでの推移となっており、上昇トレンドが継続しています。先週金曜日のバンドウォークは一旦調整入りし、直近では10MAまでの押しが入っています。現状ではルール2での買いサインが点灯していますが、102円が重い動きとなれば、早目の決済も心がけたい状況です。

 

0830 1時間足

 
ドル円、1時間足の概況です。

今週のドル円は、上方に窓を空けて寄り付き、シドニー時間では窓を埋めきらずに押し目買いが入りました。その後は102.38の高値を付けるまで堅調な推移となりましたが、NY時間に発表された米個人消費支出が前月と同水準だったことからややドル売りに押される展開となりました。また、NY時間後半では、利益確定と思われる売りに押され、102円を割り込んでの推移となっています。シドニー時間では102円ちょうど付近がレジスタンスとして機能しています。
テクニカル的には、20MAは上向きから下向きに反転し、短期的には下落トレンドに転じています。本日のシドニー時間では、10MAがレジスタンスとなる展開となっており、ルール2による売りサインが点灯しました。本日は、比較的日経平均株価が堅調に推移しており、戻り高値で102円を上抜ける可能性もありますが、ロンドン時間に予定されているフィッシャー副議長の発言次第では大きくトレンドが発生する可能性もあり、注意したいところです。

本日の注目経済指標:フィッシャー副議長発言(19:30)、ケースシラー住宅価格指数(22:00)、消費者信頼感指数(23:00)

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